映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」感想

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本日、映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード(原題:Mad Max: Fury Road)」を見て来ました。

批評家筋も大絶賛、僕の周りの意見も聞く限り賞賛の声ばかりで、中には中毒患者まで出る始末。そして、TV CMにおいても、かのEXILE AKIRA先生が

「ィヤァバイ。」

と非常に説得力に満ち溢れたコメントをカメラ目線でキメてくれたことも印象的な本作。こればかりは見なければならない、と半ば使命感にすら近いものに駆られながら、巷で評判の立川シネマシティでの極上爆音上映を見ました。ちなみに、マッドマックスシリーズを見るのは今作が初めてです。

ここであえて、僕が言いたいことは一つだけです。

 

ィヤァバイ。

 

ええと、すみません。もうなんかこの作品については、語るのが野暮な感じがしていますがとにかくまぁ、コレはもう最高な映画です。その魅力や見どころについては枚挙にいとまがないというやつです。そして、以下に感想書いてますが全然まとまりません。が、あえて全然まとまっていないまま、この衝動のまま書くほうがいいだろうという判断で、書いております。

いや、とは言え「ィヤァバイ。」の一言では流石に伝わりきらないところもあり。というのは、本作は破天荒でド派手なアクション映画でありながら、それのみならず、核戦争で荒廃した超「世紀末」的で異様な世界観がかなり作りこまれていて非常に魅力的であったり、そんな世界で人間はどうなっていくのか、どう生きてゆくのか、というある種の普遍的でリアルなテーマを描いていたり、一方でこれは明らかに女性解放の物語であり、フェミニズム的な映画であるという側面もあり、一筋縄ではいかない、というかああやっぱりもういいやってなってきてるだからもう最高すぎてこれ以上語る気がしないですこの映画V8!!V8!!V8!!

とか何とか言いながらさっきからダラダラと書いてしまうのですが「ィヤァバイ。」をもう少し詳しく、しかし簡潔に翻訳するのであれば、本作は完璧なエンターテインメントムービーだということです。先程述べたように(勿論それらもほんの一部ですが)あまりに様々な魅力に満ちた本作は、R15指定してあったりしますが実はほとんどグロテスクでなく、キャラクターがみんな濃くて面白かったり、コミカルだったり笑っちゃうシーンがふんだんに盛り込まれていたり(というか個人的にはその時間のほうが長い)、シーン先行、つまりカッコ良かったり面白かったり気持ち良かったりで描きたいシーンをひたすら描きまくってる映画なので、ぶっちゃけストーリー何にも分かんなくっても楽しめたり、などなど、実は誰でも楽しめちゃう死角なき映画なんじゃないか、と思ってしまうような完璧さを感じさせられました。

つまり、もう劇場公開も今週には終わろうとしている状況で本当に今更ですが、もうすぐにDVD/Blu-rayも出るでしょうし、兎にも角にもまず見れば良いと思います。超濃厚こってりギトギト豚骨スープなのに意外にとっても食べやすいラーメンのような映画です。是非。

 

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