「続・テロのはなし」にむけての走り書き

・「耳は閉じられない」 ・ストリート・ミュージシャンの暴力性 ・寺山修司率いる劇団・天井桟敷の「市街劇」 ・「日常」というフィクション ・「日常」という暴力 ・1995, 2001, 2011, そしてこれから ※急募:広げた風呂敷の畳み方

自由という限りのない不自由、或いは不可能性

「可能性という言葉を無制限に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々がもつ可能性ではなく、我々がもつ不可能性である」 ――森見登美彦「四畳半神話大系」 冒頭から大学生ライト文学少女達御用達である森見登美彦先生の作品「四畳半神話大系…

テロのはなし

当サイトに関していつもは、PC*1を使って記事を書いていたのですが、ふと今電車に乗って移動中に時間の有効活用したいと考え(かつ最近ご無沙汰である当サイトをいい加減に更新しなければという危機感を覚え)、携帯電話から記事を書く第一号が、この記事とな…

非絶望的観測

先日見た映画「マッドマックス 怒りのデスロード」には、「希望など持たないことだ」という、主人公マックスから女戦士フュリオサへの助言(?)が登場した。まやかしの希望を持ち、それが裏切られ、それを繰り返すうちに人の心は壊れ、狂ってしまう。そうなら…

「絞る」

ベルリンに一人旅に行った時、ホステルに泊まったのですが部屋にハンガーがなかったので、フロントの男性に相談したことがありました。単に、ハンガーをいくつかくれないか、と聞いただけなのですが、それがなかなか伝わらず苦労したのです。これが、僕の英…

もう「人それぞれ。」なんて言うな

「人それぞれ。」という言葉が嫌いだ。 その言葉は確かに、正しさを含んでいる。 しかし、その正しさはあまりに横柄に振りかざされてきた。 その言葉は確かに、自由の匂いをさせる。 しかし、その自由は単なる奔放であり「自ずからに由る」ことではない。 そ…

サイト・スペシフィック

時計というものの進歩によって、人間の時間の感覚・捉え方というものも変容してきたのだ、というテキストを読んだことがある。なるほど、かつては街に一つとかそれくらい*1しかなかった時計が、一家に一つ所有されるようになり、次第に腕時計という形で一人…

映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」感想

本日、映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード(原題:Mad Max: Fury Road)」を見て来ました。 批評家筋も大絶賛、僕の周りの意見も聞く限り賞賛の声ばかりで、中には中毒患者まで出る始末。そして、TV CMにおいても、かのEXILE AKIRA先生が 「ィヤァバイ。…

非ビニール傘人間

あなたはビニール傘人間だろうか。非ビニール傘人間だろうか。 ビニール傘とは、考えてみれば非常に合理的なものだ。透明で向こう側まで見通せるため、交通事故が多いであろう雨の日においての安全性も高い。何より安い。異論はあろうが、傘は壊れ物であり消…

手紙

ある手紙 単なるお節介となんて思わないでくれ、 私には君にちょっとした好意があると言っていい。 母から見せてもらった、僕に宛てられた「手紙」の一節にはそうあった。 僕が子供の頃、ずっとお世話になっていた女医の先生によって書かれたものだ。 そんな…

料理のはなし

何しろニワカ者なので話題には節操が無い 今回も、何かサクッと書きたいと考え、思いついたテーマが料理。というわけで料理について、考えていることを少し書いてみようと思いますが、 そもそも僕はあまり料理をしません。 僕は基本的には*1生まれてこの方ず…

勉強について

※6/26:若干の加筆修正 無計画に書きます 僕は、何かを書こうと思うと妙に構えてしまって、好きな飲み物を用意し、座り心地のいい椅子、適度な温度の部屋、快適な道具(筆記具やノートやPC)を揃えた完璧な環境で、四股の一つや二つ踏み、さぁやるぞと気合を…

映画「セッション(原題:Whiplash)」感想 ※ネタバレ無し

話題の映画、「セッション」を見ました。 映画『セッション』公式サイト - 大ヒット上映中! サンダンス映画祭でのグランプリ、助演男優賞を含むアカデミー賞三部門受賞など、世界の映画祭で賞を総なめにし、インターネットで少し見渡してみても、どこもかし…

文を書くということ

はてなブログというものを始めてみることとした。 思い返してみれば、僕は中学生の時分から自分の*1ホームページを持っていた。当時はMTG*2についてのWebサイトを立ち上げ、htmlについてかじりながら、掲示板やチャットを搭載しつつ、考察記事、コラム(!)な…